大分弁の「がまだす」は、
精を出す/がんばる という意味で使われる言葉です。
ただ「がんばる」と言うより、
畑仕事や作業、仕事などに一生懸命取り組んでいる感じが出やすい表現です。
この記事では、
- 大分弁「がまだす」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「がまだす」とは?

大分弁の がまだす は、
「精を出す」
「がんばる」
「一生懸命働く」
という意味で使われます。
- 主に:仕事・農作業・片付け・作業
- 場面:畑仕事/家の用事/仕事中/何かに集中して取り組む時
ただ気持ちだけで「がんばる」というより、
手を動かして、こつこつ働きよる感じ がある言葉です。
「がまだす」の意味【大分弁 → 標準語】
がまだす=精を出す/がんばる
ニュアンスのポイント
- 仕事や作業に一生懸命取り組む
- 体を動かして働く感じがある
- 畑仕事や家の用事など、暮らしの作業に合いやすい
- 「がんばる」より、働きぶりが見える
「今日も畑仕事、がまだしよるなぁ。」
=今日も畑仕事を、一生懸命がんばっているね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「今日も畑仕事、がまだしよるなぁ。」
=今日も畑仕事を、一生懸命がんばっているね
「朝からようがまだしちょるな。」
=朝からよく精を出して働いているね
「無理せんごつ、ぼちぼちがまだしよ。」
=無理しないように、ぼちぼちがんばろう
シチュエーション別
- 畑仕事
- 「じいちゃん、朝から畑でがまだしよるわ。」
=おじいちゃん、朝から畑で精を出して働いているよ
- 「じいちゃん、朝から畑でがまだしよるわ。」
- 仕事
- 「今日は忙しいけん、みんなでがまださんとな。」
=今日は忙しいから、みんなでがんばらないとね
- 「今日は忙しいけん、みんなでがまださんとな。」
- 家庭
- 「大掃除、昼までがまだしたけん、だいぶ片付いたわ。」
=大掃除を昼までがんばったから、だいぶ片付いたよ
- 「大掃除、昼までがまだしたけん、だいぶ片付いたわ。」
※ 「がまだす」は、
気合いだけでなく、実際に体を動かして働く感じにしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:がんばる/精を出す
- 大分弁:がまだす
標準語の「がんばる」は、勉強・仕事・スポーツ・気持ちの面など、幅広く使える言葉です。
一方で「がまだす」は、
仕事や作業に向き合って、手を動かしている感じが強く出ます。
「がんばっているね」よりも、
「がまだしよるなぁ」と言う方が、
その人の働きぶりや、汗をかいて動いている姿まで見えやすい表現です。
かぼみ目線の一言コラム
「がまだす」って、
ただの「がんばる」より、働きよる姿が見える言葉なんよね。
畑で草取りしよる人、
朝から仕事を片付けよる人、
家のことを黙々としよる人。そういう人を見て、
「ようがまだしよるなぁ」って言うと、
その人の努力をちゃんと見ちょる感じがするんよ。大分弁というより、九州の暮らしの中に残っちょる働き者の言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁としての「がまだす」は、「精を出す/がんばる」の意味で、仕事・畑・勉強などを一生懸命やりよる時に使われる言葉っちゃ。
ただ今回のSNSのコメントを見ると、大分県内ではかなり地域差が大きそう。
大分市・県南・海沿い・豊後高田あたりでは「初耳」「使わない」という声が多く、県内全体で普通に使う言葉というより、熊本・長崎・佐賀方面の印象を持つ人が多いみたいやね。
一方で、大分西部や日田では「がまださにゃいかんぞ」「がまだしよるね〜」と年配の人が使うという声があった。
熊本に近い地域では聞きやすい可能性があり、県境を越えて入ってきた言葉として見ると自然かもしれん。日田では仕事だけでなく、勉強にも「がまだしよる」と使えるというのも面白いところ。
似た意味の大分側の言い方としては、県南では「しらしんけん」、別の地域では「はりこむ」も出てきた。
「がまだす」は、ただ“頑張る”よりも、手足を動かしてコツコツ働く感じが強い言葉。大分ではメジャーではないけど、県西部や年配層に残る“九州の働き者ことば”として扱うとよさそうやね。
このことから、「がまだす」は大分弁として紹介できる一方で、
県内全域だけの言葉というより、九州の中で広く見られる表現と考える方がよさそうです。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- しらしんけん(一生懸命)
- はりこむ(精を出す)
- てご(手伝い)
まとめ
- 「がまだす」=精を出す/がんばる
- 仕事や作業に一生懸命取り組む時に使いやすい
- 「がんばる」より、手を動かして働く感じがある
- 大分でも聞かれるが、熊本など九州地方にも広く見られる表現
- 地域や世代によって、使う・聞く・あまり使わないの差がありそう
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の働きぶりや、こつこつ精を出す姿まで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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