【大分弁】ねまるとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「ねまる」は、腐る/食べ物が傷むという意味で使われる言葉です。

「食べ物がねまる」のように使われますが、大分県内でもかなり地域差があるようで、プロジェクト内では日田方面などで使われると言われる一方、「聞いたことがない」という地域の声も出ています。

この記事では、

  • 大分弁「ねまる」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。

大分弁「ねまる」とは?

大分弁の「ねまる」は、

「腐る」
「食べ物が傷む」
「悪くなって食べられなくなる」

という意味で使われます。

特に、暑い時期などに食べ物が傷む場面で、

「食べ物がねまる」

=食べ物が腐る

というように使います。

現在の大分県内でどこでも通じる言葉というより、使う地域と使わない地域がはっきり分かれそうな方言です。


「ねまる」の意味【大分弁 → 標準語】

ねまる=腐る/傷む

ニュアンスのポイント

  • 主に食べ物が腐る・傷むことを表す
  • 暑い時期の食べ物について使いやすい
  • 「食べ物がねまる」のように使う
  • 大分県内でも知らない人がいる
  • 地域によっては「すえる」など、別の言葉を使う

「暑いけん、食べ物がねまるで。」
=暑いから、食べ物が腐るよ。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「暑いけん、食べ物がねまるで。」
=暑いから、食べ物が腐るよ

「夏はねまるけん、早めに食べよ。」
=夏は傷みやすいから、早めに食べよう

「こげえ暑かったら、外に置いちょったらねまるで。」
=こんなに暑かったら、外に置いていたら腐るよ

シチュエーション別

  • 夏の食卓

「暑いけん、ねまる前に冷蔵庫に入れちょこう。」
=暑いから、腐る前に冷蔵庫に入れておこう

  • 作った料理を置いておく時

「これ、出しっぱなしじゃねまるで。」
=これ、出しっぱなしだと傷むよ

  • 食べ物を早めに食べる時

「ねまる前に、今日中に食べよ。」
=腐る前に、今日中に食べよう

「ねまる」は、特に食べ物を傷ませないように気をつける暮らしの場面で使われる言葉です。


標準語との違い

  • 標準語:腐る/傷む
  • 大分弁:ねまる

意味としては「腐る」に近い言葉です。

ただし、日常会話では、

「完全に腐ってしまった」

という結果だけでなく、

「暑いけん、ねまるで」

のように、このまま置いていたら食べ物が悪くなるという場面でも使われます。

標準語なら、

「これ、傷むよ」
「これ、腐るよ」

と言うところを、

「これ、ねまるで」

と言う感じです。

一方、大分県内でも「ねまる」を使わず、「すえる」など別の言葉で表す地域・家庭があります。


かぼみ目線の一言コラム

「ねまる」って、うちも県内の地域差がしんけん気になる言葉なんよね。

「食べ物がねまる」

っち普通に聞いて育った人には、何の疑問もない。

でも、コメントでは、

「初耳や〜」

という人もおったんよ。

さらに、

「こっちは『すえる』っち言い方やった」

という声まで出てきた。

同じ大分県で、食べ物が傷むだけでも言い方が違う。

こういう言葉は、「大分弁です」で終わらせんで、どこで何と言いよるんかまで残したくなる方言やなぁと思うっちゃ。


地域差

大分弁:地域差

大分弁の「ねまる」は、「食べ物が腐る/悪くなる」という意味で使われる言葉っちゃ。

今回もっともはっきり使用例が出たのが日田。「味噌汁がねまっちょった」「夏場はねまりやすい」のように、今でも自然に使うという声が複数あった。人によっては、ご飯・煮しめ・カレーなど“調理した食べ物が傷む”時に特によく使い、「わるなっちょる」とも言うそう。

一方、豊後高田では「聞いたことがない」、県南では「すえる/すえちょる」、佐伯では普通に「腐る」臼杵では「腐っちょん/すえちょる」という声があり、県内でもかなり地域差がありそう。日出では、みかん農家の家庭で「ミカンがねまっちょん」と使っていたという例もあった。大分市は「初耳」という人がおる一方、「使っていた」という人もいて、地域だけでなく家庭・世代差も大きそうやね。

県外では福岡・熊本・鹿児島でも「ねまる=腐る」を使うという声があり、大分独自というより九州に点々と残る言葉みたい。

豆知識として、同じ「ねまる」でも秋田などでは「座る」という全く別の意味で使われる地域があるんよ。同じ音なのに、九州では「食べ物が腐る」、遠く離れた地域では「座る」。方言の面白さがよう分かる言葉やね😊

大分県内では、「ねまる」派「すえる」派を比べると、さらに地域差が見えてきそうっちゃ。

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まとめ

  • 「ねまる」=腐る/食べ物が傷む
  • 「食べ物がねまる」のように使う
  • 暑い時期など、食べ物が悪くなる場面に使いやすい
  • 日田方面などで使われると言われる
  • 高田では「使わない・聞いたことがなかった」というコメントがある
  • 「ねまる」は初耳で、「すえる」を使っていたという声もある
  • 「すえる」は「灸を据える」の「据える」と発音が違うというコメントも寄せられた
  • 大分県内でも地域によって「腐る」の言い方が違う
  • 県内共通語とせず、地域差の大きい大分弁として残すのがよさそう

かぼみの大分弁講座では、
「ねまる」「すえる」のように、同じ「食べ物が腐る」でも地域によって言い方が変わる大分弁を、これからも実際の声と一緒に一つずつ丁寧に残していきます。


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