大分弁の「まめろしい」は、
かいがいしい/細かくよく働く という意味で使われる言葉です。
じっとしちょらんで、細かいところまで気づき、次々と仕事をする人に使います。
基本的には、その人の働きぶりを評価する褒め言葉です。
この記事では、
- 大分弁「まめろしい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「まめろしい」とは?

大分弁の まめろしい は、
「かいがいしい」
「細かいところまで気づいて、よく働く」
「こまめによく動く」
という意味で使われます。
- 主に:人の働きぶりや性格
- 場面:家事/仕事/農作業/人のお世話
ただ忙しく動いているのではなく、
周りを見ながら、必要なことに気づいてよう働く という感じの言葉です。
「まめろしい」の意味【大分弁 → 標準語】
まめろしい=かいがいしい/細かくよく働く
ニュアンスのポイント
- じっとせず、こまめによく動く
- 細かいところまで気がつく
- 手際よく仕事をする人に使いやすい
- 基本的には褒め言葉として使われる
「ほんと、まめろしいなぁ。よう動くわ〜。」
=本当にかいがいしいね。よく働くね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「ほんと、まめろしいなぁ。よう動くわ〜。」
=本当にかいがいしいね。よく働くね
「あん人は、朝からまめろおしくよう働くなぁ。」
=あの人は、朝からこまめによく働くね
「人が来るっち聞いたら、まめろしく掃除し始めたわ。」
=人が来ると聞いたら、かいがいしく掃除を始めたよ
シチュエーション別
- 家庭
- 「ばあちゃんは、朝から洗濯やら片付けやら、しんけんまめろしいわ。」
=おばあちゃんは、朝から洗濯や片付けをして、本当にかいがいしいよ
- 「ばあちゃんは、朝から洗濯やら片付けやら、しんけんまめろしいわ。」
- 仕事
- 「言われんでも次の仕事を見つけて、まめろおしく動きよるなぁ。」
=言われなくても次の仕事を見つけて、こまめによく動いているね
- 「言われんでも次の仕事を見つけて、まめろおしく動きよるなぁ。」
- 農作業
- 「畑に出たら、草取りから片付けまでまめろしくしよる。」
=畑に出たら、草取りから片付けまでかいがいしくしている
- 「畑に出たら、草取りから片付けまでまめろしくしよる。」
※ 「まめろしい」は、
単に動きが速いだけでなく、周りを見て細かい仕事までしっかりする人に合う言葉です。
標準語との違い
- 標準語:かいがいしい/こまめによく働く
- 大分弁:まめろしい
標準語の「働き者」は、その人の性格や働く量を広く表す言葉です。
一方で「まめろしい」は、
ただ長時間働くというよりも、
「細かいことによく気づく」
「次にすることを見つけて動く」
「人の世話や家のことをこまめにする」
といった、具体的な働きぶりが見える言葉です。
「かいがいしい」に近いですが、
「まめろしい」の方が、家事や農作業など日々の暮らしの中で動き回る姿を思い浮かべやすい表現です。
かぼみ目線の一言コラム
「まめろしい」って、
ただ忙しそうにしちょる人に言う言葉やないんよね。
誰かに言われる前に気づいて、
掃除したり、片付けたり、次の準備をしたり。「ほんと、まめろしいなぁ」って言うと、
その人がよう動くだけやなく、細かいところまで見ちょることも褒められるんよ。暮らしの中で、人の働きぶりをちゃんと見ちょる言葉やなぁって思うんよ。
地域差

大分弁の「まめろしい」は、「かいがいしい/こまめで、細かいところまでよく気づいて働く」という意味の言葉っちゃ。
「ほんと、まめろしいなぁ」「まめろおしく、よう働く」のように、じっとしちょらんで手際よく動く人を褒める時に使われる。単に忙しそうというより、“気が利いて働き者”という好意的な響きが強そうやね。
SNSのコメントを見ると、日田では「言う」「使う」という声が複数あり、今でも「まめろしゅう外仕事しよる」のように使われちょる。一方で、別府・豊後高田などでは使わない、県北や県内各地から「初耳」という声も多かった。旧岡藩領の竹田・豊後大野周辺の資料にも採録があるという補足から見ると、日田限定というより、大分西部〜南西部を中心に残る言葉と考えるのが安全そう。ただし、同じ地域でも家庭や世代による差は大きそうやね。
豆知識として、「まめろしい」は「まめまめしい」と関係する可能性があり、“真面目でこまめによく働く”という意味の流れはよく似ちょる。一方、「しょしょろしい」「せせろしい」は、落ち着かない・せわしない感じに寄ることがあり、必ずしも褒め言葉ではない。「まめろしい」は、動きの多さよりも、その人の働きぶりを認める温かい言葉っちゃ。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- がまだす(精を出す/がんばる)
- てご(手伝い)
- ようけ(たくさん)
まとめ
- 「まめろしい」=かいがいしい/細かくよく働く
- 周りを見ながら、こまめによく動く人に使う
- 基本的には働きぶりを褒める言葉
- 「まめろおしくよう働く」のような使い方も聞かれる
- 別府では使っていなかったという声もあり、県内でも地域差がある
- 「まめろしい/まめろおしい」のように発音にも揺れがある
かぼみの大分弁講座では、
人の細かな気づきや働きぶりまで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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