大分弁の「くれぇ」は、
「くらい」 を表す言葉です。
長さ・量・程度など、
「このくらい」「それくらい」と言いたい時に、会話の中で自然に出やすい表現です。
この記事では、
- 大分弁「くれぇ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「くれぇ」とは?

大分弁の くれぇ は、
「くらい」
「ほど」
という意味で使われます。
- 主に:程度・量・長さ・時間
- 場面:日常会話/説明/見積もり
数字をきっちり言うというより、
だいたいこの程度 をやわらかく伝える時に使いやすい言葉です。
「くれぇ」の意味【大分弁 → 標準語】
くれぇ=くらい
ニュアンスのポイント
- 程度や量をざっくり示す
- 会話の中でかなり自然に出やすい
- きっちりより、体感に近い言い方
「そんくれぇ、うちにもできそうやな。」
=そのくらいなら、うちにもできそうだね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「これくれぇあれば、足りるやろ。」
=これくらいあれば、足りるでしょ
「歩いて10分くれぇのとこやで。」
=歩いて10分くらいのところだよ
「そんくれぇなら、今日中に終わるんやない?」
=そのくらいなら、今日中に終わるんじゃない?
シチュエーション別
- 家庭
- 「ご飯は茶碗一杯くれぇでええわ。」
=ご飯は茶碗一杯くらいでいいよ
- 「ご飯は茶碗一杯くれぇでええわ。」
- 仕事
- 「あと30分くれぇ見ちょけば終わる。」
=あと30分くらい見ておけば終わる
- 「あと30分くれぇ見ちょけば終わる。」
- 日常
- 「荷物はこれくれぇにしちょかんと持てんで。」
=荷物はこれくらいにしておかないと持てないよ
- 「荷物はこれくれぇにしちょかんと持てんで。」
※ 長さ・量・時間、どれにも使いやすく、
“だいたいこの程度”の感覚がそのまま出る言葉です。
標準語との違い
- 標準語:くらい
- 大分弁:くれぇ
意味は同じですが、
「くれぇ」は会話に入るとぐっと口語らしくなって、体感に近い響きになります。
標準語の「くらい」より、少しくだけた日常の言い方として出やすいのが特徴です。
かぼみ目線の一言コラム
「くれぇ」って、
数字をぴったり言わんでもええ時に、ほんと便利なんよね。
“だいたいそんくらい”っていう、
暮らしの感覚そのままで話せる。
きっちりしすぎん大分の会話に、よう合う言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「くれぇ」は「くらい」の意味で、量・長さ・程度をざっくり示す時に自然に出る言葉っちゃ。「そんくれぇ、知らんのかえ」「そんくれぇ見逃しちくれんなえ」みたいに、“その程度”を少し軽く見る時にも使いやすい。
コメントを見ると、日田では「そんぐれんこたぁでくるわ」のように、「くれぇ」だけでなく「ぐれん」「こたぁ」まで付いて、より地元の会話っぽくなる形もあるみたいやね。
形の揺れとしては、「そんくれぇ」「こんくれぇ」「どんくれぇ」のほか、「そんぐらい」と言う人もおる。さらに「そんくれんこつ」は概念的な“その程度のこと”、「そしこ」は物理的な量や長さ、という使い分けの声もあって、大分の“くらい”表現は意外と細かい。
豆知識として、「くれぇ」は「暗い」の「くれぇ」と同じ音になることがあるけん文脈が大事。「外がくれぇ」は暗い、「そんくれぇ」はくらい。さらに「くりぃ」は“ください”で別語。似た音が多いけど、会話ではちゃんと聞き分けちょるのが方言のおもしろさやね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「くれぇ」=くらい
- 程度・量・時間などをざっくり示す時に使う
- 標準語の「くらい」より、会話に自然になじみやすい
- 文脈によっては「暗い」と音が重なることもある
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの感覚をそのまま会話にのせられる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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