大分弁の「まめする」「まめしちょく」は、
そのままにする 時に使う言葉です。
何かを動かさんでおく、触らんでおく、
いまの状態を変えずに置いておく時に自然に出やすい、生活感のある大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「まめする/まめしちょく」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「まめする/まめしちょく」とは?

大分弁の まめする/まめしちょく は、
「そのままにする」
「触らずにおく」
という意味で使われます。
- 主に:物の状態・作業途中のもの
- 場面:家庭/仕事/片付け/注意
何かを直したり動かしたりせんで、
いまの状態を保つ 感じが強い言葉です。
「まめする/まめしちょく」の意味【大分弁 → 標準語】
まめする/まめしちょく=そのままにする
ニュアンスのポイント
- 触らずに置いておく
- 状態を変えない
- 作業途中のものにも使いやすい
「それ、まめしちょき。」
=それ、そのままにしておいて。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「それはまだ触らんで、まめしちょき。」
=それはまだ触らないで、そのままにしておいて
「机の上の書類、順番あるけんまめしちょって。」
=机の上の書類は順番があるから、そのままにしておいて
「片付けんでええけん、今日はまめしちょこう。」
=片付けなくていいから、今日はそのままにしておこう
シチュエーション別
- 家庭
- 「洗濯物はあとで見るけん、いまはまめしちょって。」
=洗濯物はあとで見るから、今はそのままにしておいて
- 「洗濯物はあとで見るけん、いまはまめしちょって。」
- 仕事
- 「その設定は確認するまで、まめしちょいてな。」
=その設定は確認するまで、そのままにしておいてね
- 「その設定は確認するまで、まめしちょいてな。」
- 日常
- 「植木は動かさんで、そこにまめしちょき。」
=植木は動かさないで、そこにそのままにしておいて
- 「植木は動かさんで、そこにまめしちょき。」
※ 「放っておく」よりも、
意図してそのままに保つ 感じに合いやすい言葉です。
標準語との違い
- 標準語:そのままにする
- 大分弁:まめする/まめしちょく
標準語だと少し説明っぽくなりますが、
「まめしちょく」は会話の中で短く自然に言いやすい表現です。
ただ置いておくというより、手を加えず今のまま保つ という感覚が出やすいのも特徴です。
かぼみ目線の一言コラム
「まめしちょく」って、
暮らしの途中の言葉って感じがするんよね。
片付けの途中、作業の途中、
まだ終わっちょらんけど今はそのまま。
そういう生活の流れが、そのまま言葉になっちょる気がするんよ。

地域差

大分弁の「まめする」は「そのままにする/いじらず置いておく」の意味やけど、SNSのコメントを見ると、県内で広く通じる言葉というより、知っちょる人と初耳の人がはっきり分かれるタイプみたいやね。
「どこの大分弁?」「知らんなぁ」「初耳」という声が多い一方で、「まめにしちょきよ」「まめぇ〜しちょきないえ」のように、年配の人や一部地域では使われていた気配もある。
つまり、地域差に加えて世代差・家庭差がかなり大きそうっちゃ。
近い言い方として多く出たのが「ほたっちょく」「ほたらかす」。「触らんで、そのままにしちょけ」という意味では、こちらの方が通じる地域も多そうやね。
ただ「まめする」は物だけじゃなく、人にも使えるのが面白いところ。拗ねた人や機嫌の悪い人に対して「まめしちょきよ。いっときしたら治るけん」みたいに、“今は構わずそっとしとく”感じが出る。
豆知識として、「まんま/そのまんま」が縮んだような感覚で捉えると分かりやすい、かなりローカル色の強い生活語やね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「まめする/まめしちょく」=そのままにする
- 触らずに今の状態を保つ時に使う
- 家庭や仕事の途中の場面で自然に出やすい
- 県内でも地域差がかなり大きく、「ほたっちょく」と言い換わる地域もある
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの途中の空気までそのまま伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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