【大分弁】こけでるとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

「こけでる」は、はみ出るという意味で使われることがある言葉です。

「布団から足がこけでちょる」「筆箱から消しゴムがこけでちょんで」のような使用例が、SNSの大分県内の話者から寄せられました。

ただし、現時点では公開されている方言辞典・方言資料などで「こけでる=はみ出る」という明確な掲載を確認できていません。 この記事は、寄せられた使用例や地域・年代の情報をもとに整理したものです。

この記事では、

  • 「こけでる」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 現時点で分かっている地域差

をまとめて紹介します。


大分弁「こけでる」とは?

「こけでる」は、

はみ出る/外に出る

という意味で使われている言葉です。

実際に寄せられた例では、

「布団から足がこけでちょんわぁ。」
=布団から足がはみ出ているよ

「筆箱から消ゴムがこけでちょんでー。」
=筆箱から消しゴムがはみ出ているよ

のように、本来おさまっている場所から一部が外へ出ている状態に使われています。

ただし、資料で意味や分布を確認できている言葉ではないため、現時点では「大分県全体で使われる大分弁」とは断定できません。


「こけでる」の意味【大分弁 → 標準語】

こけでる=はみ出る/外に出る

ニュアンスのポイント

  • 布団から足が出ている
  • 筆箱などから物がはみ出している
  • 全部出るというより、一部が外へ出た場面の使用例がある
  • 「こけでちょる」「こけでちょん」「こけでちょった」の形が寄せられている
  • 語源や成り立ちは現時点では未確認

「布団から足がこけでちょん。」
=布団から足がはみ出ている。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「布団から足がこけでちょんわぁ。」
=布団から足がはみ出ているよ

「筆箱から消ゴムがこけでちょんでー。」
=筆箱から消しゴムがはみ出ているよ

「朝起きたら、孫が布団からこけでちょった。」
=朝起きたら、孫が布団からはみ出ていた

シチュエーション別

  • 寝相が悪くて布団から出ている時

「布団から、こけでちょるど。」
=布団からはみ出ているよ

  • 筆箱に入りきっていない物を見て

「消ゴムがこけでちょんでー。」
=消しゴムがはみ出ているよ

今回寄せられた例では、特に布団から人や足がはみ出している場面が目立ちました。

一方、

「ちょっとだけ、ポロっと出てる時に使うかな?」

というコメントもあり、話者によっては「少しはみ出している」感覚を持っているようです。ただし、このニュアンスが共通した使い分けなのかはまだ確認できていません。


標準語との違い

  • 標準語:はみ出る
  • 使用例として確認された言い方:こけでる

「布団から足がはみ出ている」が、

「布団から足がこけでちょる」

のように表されます。

ただし、「こけでる」は資料上の裏付けがまだ取れていないため、使用範囲については引き続き確認が必要です。


かぼみ目線の一言コラム

「こけでる」は、最初に教えてもらった時、うちも調べたんやけど資料が見つからんかった言葉。

それで、

「ほんとに使うんかな?」


っちSNSで聞いてみたら、


「布団から足がこけでちょる」
「筆箱から消ゴムがこけでちょんでー」


っち、実際に使いよった人がおったんよね。

その一方で、


「初耳」
「聞いたことない」
「うちの地域では使わん」

っち声もかなり多かった。

こういう資料には見つからんけど、家や地域の会話には残っちょる言葉を拾えるんが、SNSで方言を調べるおもしろさなんかもしれんなぁ。

もちろん、コメントだけで分布や語源までは決められんけん、「今分かっちょるところまで」として残しておきたい言葉です。


地域差

大分弁:地域差

大分で聞かれることがある「こけでる」は、「はみ出る/外に出ている」という意味。

「布団から足がこけでちょる」
「筆箱から消しゴムがこけでちょんで」

みたいに、物や体の一部が本来の場所からちょっと外へ出ちょる時に使うみたい。

ただし、この言葉は少し注意が必要。

一般的な大分弁の資料では、今のところ「こけでる=はみ出る」という記録を十分に確認できておらず、SNSに寄せられた使用例をもとに調査を続けている言葉なんよ。

SNSのコメントから大分市では
「使っていた」
「父が使っていた」
「筆箱から消しゴムがこけでちょん」

という声がある一方で、同じ大分市から「聞いたことがない」という人も。

国東方面でも、東国東で「母ちゃんから言われた」という記憶や、国東出身者が使っていたという話がある一方、国東の60代や旧西国東からは「使わない」という声が出ている。

逆に、佐伯・日田・宇佐・臼杵では「知らない/使わない」というコメントが比較的目立った。

なので現段階では、

「大分市〜国東方面に使用例が複数ある」
とは言えても、

「県北の方言」
「国東の方言」

とまでは言い切れなさそう。

地域差というより、かなり細かい集落差・家庭差・世代差がある言葉なのかもしれんね。

そしてもう一つ注意したいのが「こげぇ」。

「シャツがこげぇ出ちょる」
という言い方もコメントにあったけど、

「こげぇ」=こんなに/このように

なので、

「こげぇ出ちょる」
=こんなに出ている

と「こけでる」は、意味が似た場面に出てきても別の言葉として考えた方がよさそう。

「こけでる」がどうやって生まれた言葉なのか、語源も今のところ不明。

方言辞典にはなかなか出てこんのに、
「ばあちゃんが言いよった!」
という記憶だけは複数残っちょる。

こういう“資料になる前の方言”を、みんなの記憶から少しずつ拾っていくのも面白いなぁ😊

※「こけでる」は現在調査中の言葉です。地域・年代など、新しい情報があれば随時更新します。


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まとめ

  • 「こけでる」=はみ出る/外に出る
  • 「布団から足がこけでちょる」などの実使用例が寄せられている
  • 大分市では複数の使用例がある一方、「知らない」という人もいる
  • 東国東周辺にも使用の記憶があるが、国東・豊後高田で使わないという声もある
  • 野津町では「昔の人が言っていた」というコメントがある
  • 臼杵・佐伯・日田・宇佐などでは「使わない/知らない」という声が目立つ
  • 公開方言資料・辞書での明確な掲載は現時点で確認できていない
  • 語源や「こげぇ」との関係も未確認のため、断定しない

かぼみの大分弁講座では、
「こけでる」のように、資料にはなかなか出てこんけど実際の暮らしの中に残っちょる言葉も、確認できたことと分からんことを分けながら、これからも一つずつ丁寧に残していきます。


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