【大分弁】よこうとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「よこう」は、
仕事や作業の途中などで、ひと休みするときに使う言葉です。

意味としては
「休む/休憩する」
にあたり、ちょっと体を休めたり、休憩を入れたりするときに使われます。

この記事では、

  • 大分弁「よこう」の意味
  • 日常での使い方・生活感のある例文
  • 「休む」との違い

をまとめて紹介します。

大分弁「よこう」とは?

大分弁の よこう は、

「休む」
「休憩する」

という意味で使われる言葉です。

  • 主に:仕事や作業の途中でひと休みするとき
  • 場面:疲れた人に休憩をすすめたり、自分たちで少し休もうと声をかけたりするとき

また、「よこう」と同じ系統の「よこい」は、「休み/休憩/休日」を表します。


「よこう」の意味【大分弁 → 標準語】

よこう=休む/休憩する

ニュアンスのポイント

  • 仕事や作業の合間に、ひと休みするときに使う
  • 「よこわん」「よこえ」「よこうちょきよ」など、会話の中で形を変えて使われる
  • 「よこい」は「休み/休憩/休日」を表す

「ちいと、よこうか〜」
は、
「少し休もうか〜」という意味になります。


生活感のある例文

「ちいと、よこうか〜。」
=「少し休もうか〜。」

「そげー無理せんじ、ちったあよこえよ。」
=「そんなに無理しないで、少しは休みなよ。」

「よこわんかえ? ちぃーとよこわんと疲るんで。」
=「休まない? 少し休まないと疲れるよ。」

シチュエーション別

  • 【日常】
    • 「ボチボチよこおうや。」
      =そろそろ休もうよ。
  • 【仕事・作業】
    • 「そげぇー、ちょこまか動かんでいいき、そこら辺でゆっくりよこうちょきよ。」
      =そんなにちょこちょこ動かなくていいから、その辺でゆっくり休んでおきなよ。
  • 【別の使い方】
    • 「今日はよこいかい?」
      =今日は休みなの?

※ 「よこい」は、「休み/休憩/休日」を表す言い方です。


「休む」との違い

標準語と比べると

  • 休む
    → 仕事や活動を止めたり、体を休めたりする一般的な言い方
  • よこう
    → ひと休みする、休憩するといった場面で使われる言い方

大分では
「ちいと、よこうか〜」のように、ちょっと休憩しようと声をかけるときにも使われます。


かぼみ目線の一言コラム

かぼみ的に「よこう」は、
「無理せんで、ちいと休みよ」っち声をかけるような、日常の中のひと休みを感じる言葉やと思っちょん。

「今日はよこいな?」

になると、「今日は休みなの?」という意味になるんもおもしろいよなぁ。

実際、「課長はよこいな?」を「横井」という名字と勘違いして、話が噛み合わんかったというコメントもありました😂


地域差

大分弁:地域差

大分で使われる「よこう」は、「休む/休憩する」という意味。

「ちいと、よこうか〜」
「そげぇ無理せんじ、ちったぁよこえよ」
「そこら辺で、ゆっくりよこうちょきよ」

SNSのコメントを見ると、日田・中津など県内各地から「使う」「親やばあちゃんが言いよった」という声があり、特定の一地域だけの言葉ではなさそう。

ただ、地域によって少し形が違うのが面白い。

蒲江からは
「よくう」
という言い方が寄せられ、

「ちったぁ、よくうちょかな」
=少し休んでおかないと

という使い方も。

国東の方言資料には、「休む」の「よこう」に対して、
「よかい」=休み
という形も記録されちょる。

そして日田でも、

「今日はよこいかい?」
=今日は休みですか?

「きちけりゃ、よこうちょきない」
=きつかったら休んでおきなさい

のように、「よこう」と「よこい」の両方が出てくる。

実はここがポイントで、

「よこう」=休む【動詞】
「よこい」=休み・休日【名詞】

という違いがあるんよ。

だから
「ちょっとよこう」
なら“少し休もう”。

「今日はよこいな?」
なら“今日は休みなの?”

となる。

職場への電話で「課長はよこいな?」と聞かれて、“横井さん”という名字と勘違いしたという話があったのも、この言葉ならではやね😂

資料では、大分市・国東・日田・佐伯など県内の複数地域で「よこう/よこい」系が確認されちょるので、「県北だけ」「県南だけ」というより、大分に広く残りながら地域ごとに少しずつ形が変わった言葉と考えるのがよさそう。

豆知識として、「よこう」は大分だけの言葉ではなく、かなり古い九州の言葉。

1603〜04年の『日葡辞書』にも「よこう=休む」と関係する記録があり、福岡・熊本・宮崎・鹿児島などにも残っちょる。

「横になる」から「よこう」になったようにも見えるけど、語源としては「憩う(いこう)」との関係が指摘される古い言葉で、“横”が語源という確かな証拠はないみたい。

「ちいと、よこうか〜」

意味だけなら「休もう」やけど、
この一言には、仕事の合間に腰を下ろす昔の暮らしまで見えてくる気がするなぁ😊


関連大分弁

まとめ|「よこう」は休む/休憩するを表す大分弁

  • 「よこう」=休む/休憩する
  • 仕事や作業の途中で、ひと休みするときなどに使う
  • 「ちいと、よこうか〜」のように休憩をすすめる場面でも使われる
  • 「よこわん」「よこえ」など、会話の中で形を変えて使われる
  • 「よこい」は「休み/休憩/休日」を表す

かぼみの大分弁講座では、
「よこう」のように、暮らしの中で何気なく使われてきた言葉も、
ちゃんと残していきたいと思っちょんけん、
「こんな言葉も使いよった」って言葉があったら、
また教えてな。


▶︎ 大分弁の一覧はこちら