大分弁の「せめえ」は、
狭い という意味で使われる言葉です。
部屋や道、すき間など、
幅が足りん感じや、身動きしにくい感じを表す時に自然に出やすい大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「せめえ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「せめえ」とは?

大分弁の せめえ は、
「狭い」
「幅が足りない」
という意味で使われます。
- 主に:道・部屋・すき間・場所の広さ
- 場面:道案内/家の中/車の離合/片付け
ただ「狭い」と言うだけでなく、
通りにくい・身動きしにくい・余裕がない という感覚まで出やすい言葉です。
「せめえ」の意味【大分弁 → 標準語】
せめえ=狭い
ニュアンスのポイント
- 幅や空間が足りない
- 通りにくい感じがある
- 人や物が多くて身動きしにくい時にも使いやすい
- 道・部屋・すき間など、日常の場所に使うことが多い
「このすき間、せめえけん通られん。」
=このすき間、狭いから通れない。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「このすき間、せめえけん通られん。」
=このすき間、狭いから通れない
「この道、せめえけん離合が大変やな。」
=この道、狭いから車のすれ違いが大変だね
「部屋がせめえけん、荷物を少しなおさんといけん。」
=部屋が狭いから、荷物を少し片付けないといけない
シチュエーション別
- 家庭
- 「ここに机置いたら、部屋がせめえなるで。」
=ここに机を置いたら、部屋が狭くなるよ
- 「ここに机置いたら、部屋がせめえなるで。」
- 道
- 「こん道、せめぇけん気ぃつけて通りよ。」
=この道、狭いから気をつけて通ってね
- 「こん道、せめぇけん気ぃつけて通りよ。」
- 日常
- 「4畳半にふたりは、ちょっとせめえなぁ。」
=4畳半にふたりは、ちょっと狭いね
- 「4畳半にふたりは、ちょっとせめえなぁ。」
※ 「せめえ」は、
ただ広さを説明するだけでなく、実際にそこで動きにくい感じまで伝わる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:狭い
- 大分弁:せめえ
意味は「狭い」とほぼ同じですが、
「せめえ」は会話の中で出すと、生活感や実感が強く出ます。
標準語の「狭い」は説明として分かりやすい言葉ですが、
大分弁の「せめえ」は、通れない、動きにくい、車がすれ違いにくいなど、
その場の困りごとまで一緒に伝わりやすい表現です。
かぼみ目線の一言コラム
「せめえ」って、
幅が足りん感じとか、身動きしにくい感じがそのまま出る言葉っちゃ。
「狭い」でも意味は伝わるんやけど、
「せめえけん通られん」って言うと、
その場で体を横にして通ろうとしよる感じまで浮かぶんよね。道でも部屋でもすき間でも、
暮らしの中でよう出る大分弁やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「せめえ」は「狭い」の意味で、コメントを見る限り、県内ではかなり自然に使われる言葉っちゃ。「このすき間、せめえ」「玄関の土間がせめえ」「こん道なせめえけん、離合できるやろか」みたいに、家の中でも道でも車まわりでもよく出る。
部屋・通路・椅子・服の首まわり・MRIまで、身動きしにくい感じを言う時にぴったりやね。
面白いのは、形が場面で変わること。「先の道がせもなっちょん」「去年よりせもーなった」「せめぇなった」みたいに、“狭くなる”時は「せもーなる/せもなっちょん」の形も出る。
反対の言葉としては「ひりい=広い」もあり、「せめえ道じゃなくて、ひりぃ道を行けばよかった」みたいにセットで使うと大分弁らしさが強くなるっちゃ。
豆知識として、「せめえ」はただ幅が狭いだけじゃなく、圧迫感や窮屈さにも使いやすい言葉。さらに日田弁には「せばくろしい」という、“狭苦しい・息苦しい”感じまで強まるという言葉がある。空間の狭さだけでなく、気持ちまで詰まる感じを出せる生活語やね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- ひりい(広い)
- まっすぎい(まっすぐだ/まっすぐな)
- くれぇ(くらい)
まとめ
- 「せめえ」=狭い
- 道・部屋・すき間などに使いやすい
- 通りにくい、身動きしにくい感じまで伝わる
- 「せめえ/せめぇ」のように表記や発音に揺れがある
- 反対の意味として「ひりい(広い)」も使われる
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の場所の広さや動きにくさまで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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